震災の被害者を2000人減らすための思案

具体的な話を提示していませんでした。
免震工事を出来るだけするというのももちろん一番の対策と思います。
それでも崩れる建物をゼロにすることは不可能でしょう。
もし、3000人で200人救うことが出来るのだとしたら、3万人を即座に被災地に展開できれば2千人救うことが出来る計算になります。おおざっぱすぎますが。


しかし、3万人を即座に展開というのも現実的ではありません。
上のデータを見てもらったら分かるのですが、生き埋めになってしまった人を救ったのはほとんどの場合、同じ被災者でした。
つまり、3万人の自衛隊員を展開することは不可能でも、現場で助かった人は生き埋めになった人以上にいるはずです。
助かった人間が即座に救助者になることが出来れば、救えた人はもっと増えると思います。
あのとき、神戸の人が一家に一台ジャッキとシャベルを持っていたなら、まだ救えた人はいたのではないかと思います。


まだまだ考えられることはあります。
現地の地理、被害が多くなりそうな場所の感は警察の人のほうがあるでしょう。
でも災害救助の装備は自衛隊のほうが優れている。
この二つの組織を混乱なく統括する訓練はもっとされていいと思います。


ただ、警察や自衛隊がどうあるべきか?という議論より、各個人がシャベルをジャッキを買う。
持っている人は、それが家のどこにあるかこの時期に確認しておく。
それが、あの時より被害を小さくすることにつながると自分は思います。